UP1.5検品と補修

基板周辺配線情報

up1.5.png 4689x2670 pixel 

画素数が多いので注意

ep2c5.png 3150x2259 pixel 

上記の画像を FPGA 周辺に絞ったもの

表記の注意

回路図とソースコードで名称設定の都合が異なるためピン番号と名称が一致しないことがあります. この場合はピン番号を優先してください. それでもわからない場合は問い合わせてください.
fb_d[0] はバス配線です. fb_d[15:0] は fb_d の 0 から 15 の 16 本をまとめての意味です. [] はソースコードの都合で付けてますが、人が読む文書では[]を省略しています.

診断に到達できない不具合

LED が点灯しない(全ての基板)

経緯があり方向の指示を誤ったため、 LED を全て逆方向に実装されている状態です.
大変申し訳ないのですが,LED の方向を直してください.

USB NG

PC から USB 経由で U703 を認識しない.
各種電源電圧がでてない場合は FPGA の脚とか内部で電源が短絡しているかもしれない. 電源が正常な場合は U703 を交換する. それ以降の判断は RS232 NG に続く.

RS232 NG

FPGA との配線
15 serial_tx
24 serial_rx
PC から USB 経由で U703 を認識するが FPGA と通信できない. この場合15番と24番の配線をして診断に到達するか確認する. 診断できない場合は FPGA 交換以外の対策が思いつかないので後回し.
RS232 が正常になっても診断結果で NG がでれば各項目に続く. NG が単体でないなら全体的に脚が浮いていると思われる.

Sofload NG

FPGA との配線
16 TDO
17 TMS
18 TCK
19 TDI
PC から USB Blaster と J901 経由で認識しない. この不具合は他と複合しているので大半は該当箇所付近の脚が浮いてると思われる.

診断結果に対する確認箇所と考察

Frame Buffer

FPGA の配線 
195 fb_d[0]  197 fb_d[1]
198 fb_d[2]  199 fb_d[3]
200 fb_load  201 fb_d[7]
203 fb_d[6]  205 fb_d[5]
206 fb_d[4]  207 fb_increment
208 fb_ce      3 fb_we
  4 fb_d[11]   5 fb_d[10]
  6 fb_d[9]    8 fb_d[8]
 10 fb_oe     11 fb_d[15]
 12 fb_d[14]  13 fb_d[13]
 14 fb_d[12]
frame buffer の IC は U605, 制御ICが別途 U601, U602, U603, U604 にある.
脚が浮いている場合は画像右上周辺が変. 脚がおかしくない場合は SRAM の U605 を交換, 改善しない場合は制御ICを交換.

GPRAM と FeRAM 両方 NG (H6280BUS NG)

検品表では H6280BUS NG と記載
FPGA の配線
113,114,128,133,147,150,152,160,162,163
CPU A10:0
138,139,141,142,143,144,145,146
CPU D7:0
116 cpu_rd
185 ifuram_we
これらの IC では20本のバスの配線を大量に共有しているので FPGA の脚が浮いていることが原因である可能性が非常に高い. 作業順番は FPGA を交換してから別途検討したほうがいい.

GPRAM

容量の違い
  • UP1.3 基板以前では 256K とでる.
  • UP1.5 基板では 512K
FPGA の配線
(FeRAM と共有) 両方NGを参照してください.
(GPRAM 個別)
CPU A17:11
180 gpram_ce
192 gpram_a18
GPRAM のみ NG がでる場合は FeRAM と共有している配線は正常と言える.
まずは U301 を交換し、改善しない場合は GPRAM 個別の配線を疑う.
U301 の配線方向に注意. となりの U202 とは文字の方向が逆. さらに ISSI のロゴ自体180度回転しても同じなのでそれも注意.

FeRAM

FPGA の配線
(GPRAM と共有) 両方NGを参照してください.
(FeRAM 個別)
181 backup_ce
182 backup_a[0]
185 ifuram_we
187 backup_a[1]
GPRAM 同様、 FeRAM 単体で NG がでる場合は GPRAM と共有している配線は正常.
GPRAM 単体 NG は非常に多く FeRAM を交換すれば改善するもの多いと思われる.

SQIRAM

56 serialsram_io[0]
57 serialsram_sck
58 serialsram_io[3]
59 serialsram_io[2]
60 serialsram_io[1]
61 serialsram_cs
このICのみNGは2件あったが、FPGA の脚がひどかった. この IC の不良率は低いものと思われる.

M25P40 ID

 1 EPCS_ASD
 2 EPCS_nCS
20 EPCS_DATA
21 EPCS_DCLK
この IC が不良の場合は USB blaster なしで FPGA が動かないはず.
診断状況ではここ単体でのNGはなく、複合しているのでこの付近の脚が浮いているものと思われる.

WM8731, ADV7513, Si5351

103 i2c_sda
104 i2c_scl
対処方法が思いつかない.
これらの IC は I2C バスで共有している配線経由で初期化する. 診断ではI2C device NG の場合はどの基板でも全てのI2C device NGになっているので、I2C のデバイスが1つ調子が悪いと I2C バス全体が悪くなるものと思われる. この状態では個別にどれが悪いか判断できない.
WM8731 と ADV7513 自体はFPGAと別途の配線で音や映像信号をつないでいるため本当に悪いのかは初期化が正常にできた後にコネクタをつなぐまで配線が正常なのかはわからない.
Si5351 はクロック生成で正常に動けばオシロスコープから 74.25MHz, 11.2896MHz のクロックがわかる.

コネクタをつけてから不備がわかる場所

ADV7513

63 video_vs
64 hdmi_audio_dat 67 hdmi_tx_int
68 video_hs       69 video_de
72 video_b[0]     74 video_b[1]
75 video_b[2]     76 video_b[3]
77 video_b[4]     80 video_px
81 video_g[0]     82 video_g[1]
84 video_g[2]     86 video_g[3]
87 video_g[4]     88 video_r[0]
89 video_r[1]     90 video_r[2]
94 video_r[3]     95 video_r[4]
絵が出れば正常.

WM8731

 96 audio_sclk
 97 audio_dac_dat  99 audio_dac_lrc
101 audio_adc_dat 102 audio_adc_lrc
音が出れば正常.

PCE (CPU) コネクタとレベルシフト

 92 bussw_oe  105 pce_card
106 cpu_wr    116 cpu_rd
107 cpu_a[18] 108 cpu_a[17]
110 cpu_a[14] 112 cpu_a[13]
113 cpu_a[8]  114 cpu_a[9]
115 cpu_a[11] 117 cpu_a[10]
152 cpu_a[4]  160 cpu_a[5]
162 cpu_a[6]  163 cpu_a[7]
165 cpu_a[12] 169 cpu_a[15]
170 cpu_a[16] 173 cpu_a[19]
175 cpu_a[20] 133 cpu_a[1]
147 cpu_a[2]  150 cpu_a[3]
137 cpu_dq_oe 135 cpu_dq_dir
138 cpu_d[7]  139 cpu_d[6]
141 cpu_d[5]  142 cpu_d[4]
143 cpu_d[3]  144 cpu_d[2]
145 cpu_d[1]  146 cpu_d[0]
FeRAM と GPRAM が正常な場合 FPGA と A17:0, D7:0 の脚は正常な可能性が非常に高い.
それ以外の pce_card, cpu_wr, cpu_rd, cpu_a21:18 は接続状況が悪い可能性があるが、FPGA なのかレベルシフトICかは詳しく調査が必要.
レベルシフトIC との接続
U203:
D7:0, cpu_dq_oe, cpu_dq_dir
U201, U202:
pce_card, pce_rd, pce_wr, cpu_a20:0, vdc_d8:0, vce_*, bussw_oe

PCE (VCEとVDC) コネクタとレベルシフト

118 vce_vsync 131 vce_dotclock
134 vdc_d[8]  149 vdc_d[7]
151 vdc_d[6]  161 vdc_d[5]
164 vdc_d[4]  168 vdc_d[3]
171 vdc_d[2]  176 vdc_d[1]
179 vdc_d[0]
DVI-D からの映像で Grid は正常に出て PCE の映像だけ悪い場合はここを疑う.
ICまるまる悪い場合は CPU 側にも影響が出る.

それでもわからない場合(すでに1件発生)

診断が全て通過し、映像と音に問題がない状態にした基板で、 UperGrafx の論理データを入れたら全く動かないというものがでてまいりました. これは詳しく調査が必要なので後回しです.
このような場合もあり非常に気が重いです.
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